Event Date: 3/11/2023
The University of Washington (UW) Chanoyu Club conducted its first public chakai since the establishment of the club in 2020 in Kane Hall, which is on the University of Washington campus. The tearoom was created in Walker Ames Room, which is one of the oldest traditional ballrooms in Kane Hall.
The chakai was split into two sessions, and despite only providing notice a week in advance, both were fully booked very quickly. Two students who practice chanoyu at their school in Kyoto also joined the event. UW Chanoyu Club members enjoyed the cultural exchange opportunity.
ワシントン大学茶の湯クラブが創部初の市民茶会を開催
1861年に設立したワシントン大学で、設立から159年の時を経て、2020年に初めて「ワシントン大学茶の湯クラブ」が創設されました。部員たちはコロナ禍でも、茶の湯の楽しさに魅せられて定期的に稽古を続けてきました。そして、創部以来、UW茶の湯クラブが初めて主催する茶会を、ワシントン大学の建築物の中でも由緒ある“Kane Hall ”で開催する運びとなりました。
Kane Hall には、最新の機能を装備した階段式の大小の講堂がありますが、今回イベント会場に選んだのは、伝統的な趣のある「Walker Ames Room」です。ステージはありませんがかなり大きなパーティルームであるため、ポップアップ茶室として置き畳8畳の茶室を設置し、参加のお客様には茶の湯のデモンストレーションと京都からのお菓子で呈茶を行いました。
デモンストレーションでは、茶道具の扱い方や点前のわかりやすい解説を行い、茶会の亭主には、関西表千家学生茶道連合会から訪米した2名の日本人学生に担当してもらいました。UW茶の湯クラブの部員たちは、初めて見る同年代の日本人学生の点前、立ち居振る舞い、の一連の動きを目にして、とても刺激を受けたようでした。また、日本人の学生たちからは、海外での学生茶の湯クラブ部員と茶の湯の楽しさに対する取り組みの対話ができ、交流が図れたことに、大きな収穫と励みになりましたとのことで、双方に良い関係づくりとなりました。
今回の会場の使用承認に時間がかかり、イベント告知はたったの1週間でしたが、予定した2回の茶席は完売し、満席の盛況をいただきました。
UW茶の湯クラブの部員たちは、初の茶会を主催したことで部員たちの絆が深まり、これからの稽古にも大きな励みとなったようです。
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